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ライオン・キング(The Lion King)
ライオン・キング(The Lion King)
(1994)
7.75点幼稚園以上向き
ストーリー8.5
歌・音楽9
アニメーションの質8
キャラクターデザイン5.5
良い点親子愛の素晴らしさ。壮大な音楽。
悪い点キャラクタのオリジナリティに欠ける。復讐劇である。
総合評価かなりの秀作
8点ディズニー110番 評価点
[ス:8点、歌:9点、ア:8点、キ:6点]
ストーリー歌・音楽アニメの質キャラクタ投票者数総合評価点
8.5985.527.75
登場人物
シンバ:ライオン・キングの息子。父ムファサを尊敬し、将来は父のような王になりたいと願う
ムファサ:ライオン・キング。待望のひとり息子シンバを授かる
ナラ:シンバの幼馴染のメスライオン。シンバを取り押さえられる唯一のライオン
ザズー:ムファサの側近のオウム。幼いシンバのお守り役
ラフィキ:マンドリル。ムファサのライオン一族と深いつながりのある祈祷師
ティモン:ミーアキャット。友人のプンバァと共に倒れていたシンバを助ける
プンバァ:いのしし。ティモンの友人だが、どことなく的が外れた愉快な仲間
スカー:シンバの叔父でムファサの兄弟。自分に王位継承権が無いことを良く思っていない
3匹のハイエナ:スカーの主な手下で貪欲。3匹以外にも、多くのハイエナを引き連れる
編集部レビュー
おそらくディズニーアニメの歴史で、最も成功を収めたのがこの「ライオン・キング」だろう。アニメだけにとどまらず、ブロードウェイのミュージカルも大盛況である。ディズニーを愛する編集部としては本当に残念だが、この大成功をそのまま評価につなげることはできない。それは無視するには悲しすぎる「裏話」の存在である。編集部でも議論があったが、古い公式記事がインターネットから姿を消しつつある中、後世にこの裏話を伝えるのが我々の義務だと考え、あえてここに記載する。

ディズニーはいまだ正式に認めていないが、「ライオン・キング」はディズニーの完全なオリジナルではないという説がある。「ライオン・キング」に携わった多くのアニメータたちも陰ながら認めている参考作品は、故手塚治虫の「ジャングル大帝」である。アメリカでは"Kimba The White Lion"の名で、テレビ放映までされていたアニメだ。日本人のみならず、アメリカ人にも、手塚の「ジャングル大帝」に励まされ勇気づけられて育った年齢層が存在する。「ジャングル大帝」はフランス、ドイツ、スペイン、クロアチア、トルコ、アルゼンチン、メキシコ、オーストラリアなどでもテレビ放映された。ここまで世界中の人々に愛されたアニメーションなのだから、それをディズニーが取り上げてディズニー版の「ジャングル大帝」を製作するのは素晴らしいことだ。ディズニーは"King Of Jungle"という仮題で映画の作成を開始する(参考:「美女と野獣」おまけディスク)。ところが出来上がった「ライオン・キング」には、手塚治虫の名前もジャングル大帝参考とも記載されていなかった。

その後、この裏話は泥沼の様相を見せる。世論の訴えに対し、ディズニーの上層部は「ジャングル大帝」原作説を否定(参考:San Francisco Chronicle紙1994年7月11日記事)し、手塚の名前も聞いたことが無いとコメントする。これを受け、漫画家の里中満智子は、水島新司、永井豪、藤子・F・不二雄ら488人と共にその類似点を問い(参考:よみうりニュース 1994年8月29日)、手塚治虫の名を記載して欲しいと求めた。結局手塚の名が映画に現れることはなかった。こうして物語の原作をめぐる論争は、手塚プロダクションとディズニーの間にとどまらず、手塚の作品を愛する日本の漫画家や世界中の一般のファン、誇り高きディズニー内部の社員の間に飛び火することとなった。「コルドロン」「ライオン・キング」「ムーラン」「アトランティス」のアニメータShawn Kellerは、手製の Kimba T-シャツで「ライオン・キング」のキャストパーティーに参加したそうだ(参考図書:Disney: The Mouse Betrayed)。

一説には、封切り前の1992年に、「ライオン・キング」は「ジャングル大帝」のリメークだ、と言及したディズニーからの手紙が存在するらしいが、編集部ではそれを読んでいない。また手塚の遺族(長男 手塚眞?)が、父(手塚治虫)はディズニーのファンでありディズニーを参考にしてきた。ディズニーが父の真似をしたとしたら、父も本望であり、訴えはしなかっただろう、という旨のコメントをしたという説もあるが、編集部ではこの証拠も目にしていない。興味のある方は、検索エンジンで「Lion King, Kimba」等で検索してみて欲しい。

「ライオン・キング」だが、エルトン・ジョンが曲の製作に携わり、壮大な音楽とリズミカルなテンポの歌が随所で使用されていて大変素晴らしい。テーマ曲「サークル・オブ・ライフ」は、大変印象深く、一度聞いたら口ずさんでしまうほどだ。エンディングテーマ「愛を感じて」は、エルトン・ジョン自身が歌い、これもどこかで1度は聞いたことのある曲だろう。音楽と歌はオスカーも受賞している。物語の展開中かなり多くの歌が使用されており、ブロードウェイのミュージカル化を前提に製作されたのではないかと思わせる。

アニメーションは、大量の動物が移動する個所をコンピュータ・グラフィック(CG)を使って描き、迫力のある仕上がりである。個々のキャラクターの動きも活発で滑らかで美しい。部分的には確かに「ジャングル大帝」を参考にした絵が点在しているが、それら以外はさすがディズニーだと思わせる描写である。キャラクターデザインだが、多くの人が問題として取り上げているのは、「ジャングル大帝」のそれらとの類似である。主人公の名前も含め確かにオリジナリティに欠けるものの、愛らしいデザインは評価すべきだろう。

物語は、誇りであり一番の友人でもあった父ムファサ王を、叔父スカーに殺された息子シンバが、成長して王座を取り返しに来る話である。スカーは、ムファサを殺すためにシンバを誘い出しておとりに利用するのだが、そこで動物の大群をけしかける。おとりにはまってやってきたムファサは、シンバを大群から助けるが、シンバの見ていないところでスカーに崖から落とされて死んでしまう。スカーはシンバに父の死の責任をなすりつけ、シンバを追放する。その後、父親の死、罪の意識、王の嫡子としての誇り、といった複雑な心情描写が繰り広げられていく。物語のメッセージでよい点は、父と息子のふれあいである。ムファサとシンバがじゃれあって話をするシーンは、ほっとさせられる。

「ライオン・キング」の興行収益は3.12億ドル以上で、2003年現在、歴代全アニメ映画のトップである。またそれに迫るのは、映画公開されなかった家庭用続き物「ライオン・キング2」の3億ドルである。いかに「ライオン・キング」が世界に影響力をもっているかがわかる統計である。


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閲覧者レビュー

mimori さん (ス:9点、歌:9点、ア:8点、キ:5点)

良い点:歌がきれいで話がわかりやすい。
個人的にはあの歌が好き。
悪い点:一つ一つのキャラに印象がない。
(もともとディズニーのキャラは印象が強いから、なおさらなのかも…。)
もう少しチャラを強めに。
総合評価:全体的にはいいお話。
親子そろって見れるから。

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ストーリー
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アニメの質
(良い)10点9点8点7点6点5点4点3点2点1点 (悪い)
キャラクタ
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